とぽとぽ

小説家を見つけたらのとぽとぽのレビュー・感想・評価

小説家を見つけたら(2000年製作の映画)
3.8
序文、ブロンクス版『グッド・ウィル・ハンティング』--- "スープの質問"、自分に関係のあること。書きたいことが山のようにありすぎる、言葉が次々と浮かんでくる。それでいい、第一章は考えずに思いのまま手を動かせばいい。ブロンクスの黒人少年に文才があるとは思えない、そんな下らない人もいる。けど彼、ジャマールは文武両道、たとえバスケは仲間に認められるために始めたのだとしても。"窓"ことウィリアム役ショーン・コネリーの好演(そして昔の素材は漏れなくジェームズ・ボンド)。彼の立ち位置や関わり方など含めて、結構よくあるけど、やはり王道無難そして普遍的に心温まる。そのように抗えないのは、監督を務めたガス・ヴァン・サントの温かな眼差しとこういう映画に精通した(手慣れた?)確かな手腕によって起こされる魔法もあるのか。あとやっぱりあの残念すぎる無能高慢教師、あれぞ色眼鏡を通してしか物事を見ることのできぬ、浅ましく哀れにも愚かしく僻みに醜く歪んだ凡人の末路。見た目だけ綺麗なロッカーもそうした体質はじめ何かを象徴しているようで、けど最終的には何だかんだ愛しさも。"勧誘"マット・デイモンはウィル・ハンティングとレインメーカーを掛け合わせたような人生の先輩、先駆者としての立ち位置のように、導くというほどの関与もしないけど、さっと後腐れなく出てきてくれる。彼が待っていること、それがまた嬉しい。

年齢差を超える《友情》
勝手に関連作『グッド・ウィル・ハンティング』『セント・オブ・ウーマン』『エレファント』←本作とは異なるけど同監督が取った高校生モノとして

Avalon Landing "Unexpected gift, unexpected time." 「何かを知ってると罰を?」教室で私に恥をかかせるな「書いたものを全部家にしまっとく理由は?」家族の喪失 "友情"「これから先は君自身が決めるものだ」Leaving? 「アイルランド?」スコットランドだよ! Seasons are changing, Young man! 「今おれの目を見るな」バスケ♪Over The Rainbow
とぽとぽ

とぽとぽ