フォローしている方が「映画好きなら誰でも一度は観たことがある」と書かれていたので、映画好きと呼べるほどでもないがこれは観ておかねばと思い視聴。以前に神保町ブックセンターでポスターを見かけて以来気になっていて、みようみようと思っていたのになんとなく観ないまま忘れていた。もっともそういう作品だらけなんだけど。もっと色々観なきゃ。
ベルイマンの「野いちご」もそうだが、老境の苦悩と心情を描いた作品は若いなりに考えさせられる。
グリフィスの作品でお馴染みのリリアン・ギッシュと「痴人の愛」や「何がジェーンに起こったか？」でアクの強い女性を演じたベティ・デイヴィスの姉妹が主役で、リリアン・ギッシュは撮影時93歳だったらしい。凄いエネルギーだ。
きっと彼女たちはこれから先、それこそマラノフ氏がいみじくも語ったように「終わりが来るまで」手を取り合って鯨を待ち続けるのだろう。生きることの希望を描いた映画はどれも素晴らしい。何度も観たくなる傑作。
