ヒラリー

八月の鯨のヒラリーのレビュー・感想・評価

八月の鯨(1987年製作の映画)
3.5
鯨は出てこないし、そこは別に重要じゃない。
若い時のリリアンギッシュ嬢しか見てなかったからすごいおばあちゃんになってた。
でも面影は残ってるなぁ。
夫に先立たれた老姉妹
白内障で目が不自由な姉のリビーとリビーの面倒をみるセーラ
リビーは元からの性格もあるんだろうけど年を重ねてより一層気難しさがカンストしてる。
…というかちょっと痴呆出てる気がする。ここまでだと。
死について口に出しながらもリビーはセーラに頼らないと生きていけないわけで。
老々介護って見ててほんわかしないんですよね…本作は高齢者しか出てこないから余計。
今までの人生紆余曲折あったけど貴女がいて良かったわと言わんばかりの寄り添いエンドだったけどその前に手酷く扱われたおじさんの事を思うとあまり朗らかな気持ちになれない。
血縁は切り離しにくいとはいえ丸く収まり過ぎて複雑。。
非情にならないラインを保つのって難しい気がする。人間だもの。
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