Moeka

わらの犬のMoekaのレビュー・感想・評価

わらの犬(1971年製作の映画)
3.8
鬱屈した街と家の中に徐々に充満していく血生臭さ。トラウマがフラッシュバックするシーンのあの"生理的に受け付けない感"がものすごくリアルだ。暴力を否定していた男がいちばんの狂気にかられていく姿が恐ろしく、ダスティン・ホフマンはこの時も他の映画と全くの別人にみえる、物凄い役者さんなのだと思う。行き場所がわからなくなった時、防衛本能と野生的な本能が人はぶつかってしまうものなのだろう、、、
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