ネブュラー

わらの犬のネブュラーのレビュー・感想・評価

わらの犬(1971年製作の映画)
4.4
その瞬間に、とんでもない憎悪を抱えてしまったら、、人生地獄行きという現実。身を守る術であってもだ。この生身の綱渡り的恐怖。
リアル世界でも一瞬の憎悪に身を任せ人を殺してしまったらと思うと恐ろしい。
でも、大多数の何もできない男の代弁者・ダスティンホフマンが、怒りマックスボタンを押され、暴力の限りを尽くす様は、快感。。
もっと!もっとこの憎たらしい馬の骨たちに凄惨な死を!!
あわよくば、妻にもショットガンぶち込んで!
妻の脳裏をよぎるレイプのフラッシュバックの生々しさ、馬の骨たちの外道さ、そして奥底から湧き出たバイオレンス。人間の生々しいドロっとした恥部というか、汚らしさを凝縮したサムペキンパー映画。
ネブュラー

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