わらの犬の作品情報・感想・評価 - 2ページ目

「わらの犬」に投稿された感想・評価

そういえばこの作品も温厚な男が暴力に目覚めるという意味であのジョーカー的だったかと思い出し。(ビジュアルも左右対称みたいな感じだし)

引っ越し先の男たちも当然野蛮ながら、スーザン・ジョージとかいうヒロイン平気で乳出して隣近所に見せびらかしてんじゃないよとかダスティン・ホフマンも平和主義的過ぎるとか襲われる側にも結構非があって色んな意味で途中までイライラ&ムカムカさせられるが、そんな描写の中でもカット割りがスピーディで面白味があったり後半の暴力描写も実にペキンパーらしかったから最終的にはそこそこ満足できた。

でも暴力描写の訪れが本当に終盤でようやくだったからもう少し早くダスティン・ホフマン怒れとは思ったし、そういう意味であのジョーカーはこの作品の修正案という試みでもあったのかも。
高橋

高橋の感想・評価

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ダスティンホフマンの造形と動き以外ぜーんぶ不快でしょうがないからか280分くらいに感じたけど117分らしい、案外短いんでやんの
サイコパスvs良識人がいつの間にかサイコパスvsサイコパスになるという映画。

暴力に取り憑かれた男の末路というか変貌ぶりが凄い。

こういう田舎の独自ルールのようなものが疎外感を生み出してるのもよくわかるし、地味に現代社会でもありがちな事なので面白い。

ブラジャーを付けないとどうなるかという事、間違った自信は身を滅ぼすという教訓にもなる。
刺繍屋

刺繍屋の感想・評価

4.0
さすがサム・ペキンパー監督!
バイオレンス描写は秀逸ですね。

しかも、バイオレンスを売り物にしたただのエンターテイメントに納まっていないところも凄いところですね。

人間の持つ矛盾や滑稽さ、狂気や悲哀感が滲むように表されいる点にも、あのラストにも唸らせられました。

勿論、主演のダスティン・ホフマンの素晴らしい演技もこの作品が名作と呼ばれる所以のひとつだと思います。
TwitterとかYouTubeで広告に出てくる漫画っぽい、いやなストーリーだと思った
マジで奥さんが何考えてるかわかんなくって、そこにモヤモヤが残る...
そもそも、なんであんなヤバい地元に戻ってくる気になったんだっていう

暗闇の中から浮かび上がるメガネのフレームと、青白いダスティン・ホフマンの顔



ダスティン・ホフマン自身はこういう映画が大嫌いで、当時は出演料のためだけにオファーを承諾したらしい
anpon

anponの感想・評価

4.0
高戦闘力かつ好戦的な主人公の話が多いペキンパー作品の中では異色の存在となるインテリチキンのダスティン・ホフマン。
男は戦うことを、女はブラジャーの重要性を学ぶ。
このアイテムを使う予定だよ!と007ばりに武器の紹介をしてくれる親切心よ。
乾燥肌

乾燥肌の感想・評価

5.0
綺麗事が一切なくて最高だった
ために溜めた激情をじわじわ高ぶらせていく過程はたまりません
観るタイミングによっては人生を変える可能性がある
死ぬほどおもろいが書くこともない。スーザン・ジョージは常人の考える数倍はエロい。後半にかけてちゃんとブラしてるのもエラい。ラストはちゃんとした『スカイフォール』って感じでよろしい。そのまま懐中電灯頭にくくりつけてショットガン持って暴れるべき。
「ワイルドバンチ」での派手なバイオレンス描写を巡り、良識派?から目の敵にされ叩かれまくったペキンパー
我ら非良識派(笑)は大喜びで賞賛してたけどね
とにかく暴力派監督のレッテルを貼られ、批判の矢面に立たされるも、とくに公に反論する事もなく、批判に対する彼なりの回答を映画という形で提示したのが本作では?
実に映像作家らしく実に男らしい
本作はペキンパーのキャリアに於いて初めての現代劇
暴力が蔓延するアメリカを嫌い妻の故郷であるイギリスの田舎町に越してきた数学者
でもどこにでも暴力はあるんよ、とゆーお話
町の住民たちに当たり障りなく接する夫に不満を感じていると思しき妻は、かって関係のあった野郎も含めチンピラどもを色気で挑発
深く静かに暴力の火種が膨らんでゆく
そして終盤近くになり、その火種が一気に爆発するラスト十数分!
ペキンパーの真骨頂とも言うべき凄まじい修羅場
大凡ペキンパー映画の主役としては似合わないダスティン・ホフマンが数学者を演じたのも当時話題に
暴力とはそれを肯定しようが否定しようが、誰の身近にも火種は転がっていて、時には暴力で立ち向かわざるを得ない事もある…
そんな立ち位置を演じるには、ホフマンはまさに適役でした
妻役のスーザン・ジョージはエロさの塊(笑)こりゃ外に出したらアカンわ
彼女がレイプされるシーンは公開当時なぜかボカシがかかっていた
ところがDVDはボカシなし
どんなトンデモナイものが写っていたのか、長年気になっていたものの、実は何もないんですね、そこには
恐らく当時の映倫の指導で、スーザン・ジョージそのものにボカシをかけたものと思われます(笑)
クライマックスに至るまで静かな展開だっただけに、バイオレンスシーンの凄さは際立っており、例えば町のボスが窓枠に足を掛けると、それをホフマンがショットガンで吹っ飛ばすところなんて、痛いほど凄まじく秀逸なショット
Inori

Inoriの感想・評価

2.6
んー。なんて言っていいのやら。時代もあってか、編集や音響やショットが独特なんだけど、それを無視しても、なかなかノッてこない映画だった。ラストあたりで急展開があって、そこからやっと「これは一体どういう映画だったのだろうか」など考え始めたわけだけど、それまではダレっとした、気持ち悪いレイプ映画でもある。映画全体が女をナメてるのでイライラすること間違いなし。ただのミソジニー映画だろうかとも思えてくる。

リメイクがあるというので続けて観てみようと思う。ちょっとは見やすくなっているだろうか。