わらの犬の作品情報・感想・評価 - 50ページ目

「わらの犬」に投稿された感想・評価

ホンマ凄かった 人を殺すときになんか即物感がある クロスカット早!!!ギャスパーノエがCGまで使ってどんなに長いレイプシーンを撮っても本質はそういうとこちゃうねんな、てのがわかる
s_nkmc

s_nkmcの感想・評価

4.6
台風の夜にぴったりの映画だった。グロいカットなんてほとんど撮ってないのにこの衝撃。
ダスティン・ホフマンぶちギレ映画。

普通の人間が、最後の最後で見せる狂気がとてもつもく恐ろしい。という。

ペキンパー得意の過激な暴力描写はもちろん、狂気にかられるまでの過程、心情がきっちりと描かれる。ブチ切れてからのダスティン・ホフマンの演技がすごい。どこまでも狂っていく。
ある種の解放のための映画。
t

tの感想・評価

4.5
面白過ぎて引いた。
ダスティン・ホフマン漢の意地。あんなにヤケクソなウィンクは見たことがない。
編集とはこういうことだ、と言いたくなる素晴らしさ。異様に矢継ぎ早なカット割で錯乱を盛り上げるリズム感に心酔。そしてビンタの時はスローモーションになる。
最高としか言えない後半の襲撃にたっぷりと時間が取られているのは有難い。
強姦シーンがやたら丹念に撮られていて、情愛を感じる唯一の箇所なのが皮肉(また挿入される夫の姿がとかくマヌケ)。「ダーティメリー」スーザン・ジョージはいかにも欲求不満のアメリカ女といった感じでハマってる。
ただ血が出るだけじゃ暴力映画にはなり得ない。暴力とは…、暴力が人に与えるものとは…、暴力について考えさせられるものこそがそれなんだと思う。

「暴力は許さない」と言い、逃げてばかりいる主人公の目が変わるとき、カタルシスを得る。しかし、最後の印象的なセリフにもあるように、一度暴力に染まってしまったら引き返せない。彼はどうすればよかったのか、答えは見つからない。

そして、この暴力がうごめくのが田舎というのも、また閉塞感がある。行き場のない気持ちで溢れているかのよう。しかし、そんな事、大きな世界の中では大したことはない。どうすればいいんだろう。暴力なんて、結局はつまらないものなのか。わからない。
houjh13

houjh13の感想・評価

4.0
田舎に住んだら、そこに元々住んでる人々に壮絶な嫌がらせを受ける大学教授夫婦の話。
非倫理的な描写に嫌悪感を覚えるが、実は観る人はこういったものを求めているのではないかという示唆を与えた。
暴力描写が多いんでよくない映画だと批判されたペキンパーは、この作品を作った。暴力それ自体が悪だというのなら、ダスティホフマン演じるヒョロイインテリニイちゃんは、なにをすれば正解だったのか。そして、暴力は良くないということで、素朴な田舎に住み着いた彼が指し示すものとは。暴力の二重性。そして平和という語の暴力性を明るみに出すという点で、今作品はバイオレンス映画であり、映画における金字塔である。
chiyo

chiyoの感想・評価

4.0
いかにも温厚そうな学者デビッドと、無邪気でセクシーな妻エミー。アメリカからイギリスの片田舎に引っ越したものの、二人の価値観は明らかに異なり、デビッドは仕事の邪魔をするエミーが疎ましく、エミーは自分を放置ばかりするデビッドに苛立っているのが分かる。そんな二人に追い討ちをかける、傍若無人な村の若者たち。そして、レイプされるエミーと狩りをするデビッド、教会での懇親会とエミーのレイプされた記憶、この2種類のカットバックが本当に圧巻。デビッドにジョンを守る義務なんてないけれど、彼を守ることは自身のプライドを守る以上に大切なことだったんだろう。あの手この手で村人たちを倒していき、全てを終えた時のカタルシスたるや!が、その直後、ラストの言葉があまりに切ない。何はともあれ、ノーブラにニット1枚はチクチクするし、乳首も浮くので止めましょう(笑)。
maya

mayaの感想・評価

4.5
狂ったカットバック、スローモーション、スピード感、全部最高。冒頭のセーターから透ける乳首で爆笑して、ダスティン・ホフマンの顔を見て傑作であると確信した。殺された猫を見つけるシークエンス直後の空のショットとか地味にヤバい。あと100回は観る。
ほしの

ほしのの感想・評価

5.0
すごいぜペキンパー。暴力が持つスカッとする感じ、暴力が持ついやーな胸糞悪い感じ、その両面を観ている者に突きつける。争いが苦手で嫌いだった主人公の最後のセリフ、「帰り道がわからない」「僕もだ」から、暴力を行使するともう元には戻れない やら 暴力は何も解決しないやら。ひたすらに暴力についての考察をうながされる。