この映画の、悲劇を執拗に強調して繰り返す素早いカットは、特筆すべき点として印象に残る。
冴えない夫が内なる暴力性に目覚めるという点で、この作品のダスティン・ホフマンと『冷たい熱帯魚』の吹越満がだぶる…
このレビューはネタバレを含みます
前半後半全部暴力だよねぇ。いろんな形の暴力を表現してる感じ。(いじめ?)
ラストは耐えてきたストレスを、ディビットが爆発させた様にみえる。面白い。
重苦しい映画の割にはスラッと観れたので、時計仕掛け…
まるで暴力描写の博覧会を見ているかのような映画だった。登場人物の誰一人とて共感できず、最初から最後までひたすら胸糞悪さが画面上を這い回り続ける。人間の根底にある暴力的な気質を浮き彫りにし、ちっぽけな…
>>続きを読む堪えて堪えて堪えて堪えて
最後に暴力まみれになる
向こう見ずで野蛮極まりないジジイ軍団が怖すぎなので文句ひとつ言えないし反撃が遅れてしまうのもわかる
沸騰させた油って、一般家庭にバトルフィールド…
カットが凄まじい。映し方上手すぎて緊迫感半端なく、圧倒され手に汗握った。バイオレンスももちろんなんだけどコメディ要素のジャブもあり楽しかった。ホフマンの演技もすごくて、ラストもいい。ラストもいい。デ…
>>続きを読むダスティンホフマンの演じる男は実は初めからおかしかった、などという個人的狂気に片付けておいてよい話ではなく、反暴力がインテリ男を媒介に真っ当に転回する(あるいは個人の家という国家)。ところでペキンパ…
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この映画にまともに精神が発達してる人は出てこない。
誰が上か下かのみ欲望だらけ、とにかく民度が低い村のお話。
しかしデイビットもデイビッドで理性的で平和主義を主張しているけど常にエイミーを見下して…
臆病で気弱なダスティン・ホフマンが非道な仕打ちに耐えかねて、突如としてその内なる暴力性が目覚めたように思えるけれど、実はそうではない。
虫も殺さない平和主義者かのように描かれている主人公のデビッドだ…