わらの犬の作品情報・感想・評価 - 51ページ目

「わらの犬」に投稿された感想・評価

マツダ

マツダの感想・評価

3.7
サム・ペキンパー監督作品。アメリカの喧騒を逃れてイギリスの田舎町に引っ越してきたダスティン・ホフマン。主人公の異物感と、いつ何が起きてもおかしくない嫌な緊張感。気持ちよく観れる映画ではないけど観入る。閉塞的な田舎町が舞台の映画、わりと好きなのかも。
偏差値が10違うと言葉での意思疎通が困難になると言われています。だから、住みわけが必要なのです。
主人公は数学者で、田舎のDQNや老害に陰湿な嫌がらせを受けます。何を言っても通じない。
……死ね!!!
最終的に、プッツン来てしまう主人公のプッツンの原因がまたいいんですよ。そこで爆発するのか!と、主人公らしさが出てます。大好きなタイプです。汗まみれ血まみれになってインテリな姿が獣のようになる様にはクラクラします。ダメ男が覚醒する話が好きな人はたまらないですよ。
目がギラギラして闘争それ自体を楽しんでいる様な……。数学をルンルンしていた情けない瞳をしてきた彼が……。
ある独特な音楽が2度劇中で使われるのですが、俺はもう止まんねーよ????殺すよ??という楽しい狂気を醸してますね。
不快感を煽る演出がよく出来ているため、恐怖と嫌悪がどんどんつもり、その分最後のカタルシスは大きい。何を言っても通じない人間、ほんと怖いし死ねばいいですよね。お互いにそう思ってるんでしょうが……。
幼妻がしっかりしていないところにも主人公の性格が出ています。学者なのに、伴侶になぜこんな女を選ぶのかとかんがえるとその底には田舎のドキュン共と似た何かを抱えてるということを示しています。
幼妻がもしもっと聡明だったら私はもっと立ち直れないダメージを受けていました。幼妻が酷い目に遭う場面、乳首が透けている場面には、何というド三品オンナだ、もっとやれ!と思っていたので……(酷い)。
ysak

ysakの感想・評価

3.8
ペキンパー初の現代劇だったらしい。延々と鬱屈した気分になるシーン続くだけに、感情移入しやすい。爆発するきっかけが、他者というのがさすが。
終わった後のもやもや感。
戻らないんだろうね

観てる側も感情的にイライラ、不快感。つまらなくて~とかそういうことじゃない。
映像的にも内容的にもそんな気持ちに。

間違いなく面白いけれども、暗い気分になっていい時にオススメ。
ダスティンホフマンを変えたのは奥さんの苦悩じゃなかった。人間に絶望するし田舎は恐いし。奥さんが黒板にガムを押し付けるシーンがお気に入り
も

もの感想・評価

4.0
ダスティン・ホフマンによる、特にラストにかけての狂気じみた演技は実に見応えがあった。目の奥が次第にギラギラと光り輝いてくるように感じた。閉鎖的な町の雰囲気も絶妙で、田舎の嫌らしさがよく出ている。住人たちの不愉快さも勿論だが、主人公の妻の幼稚な言行もまた観る者を苛立たせる素質を持っている。

このレビューはネタバレを含みます

ペキンパーの現代的暴力



サムペキンパー監督

ダスティンホフマン出演。

見た当初、奥様のエロさとダスティンホフマンの変貌ぶり

展開の直角暴力にただただ驚かされた。

こんな感じのバイオレンス描写は、はじめて体感したかんじだ。

そして意味がわからなかった

ただ暗くて。

しかし、時たつとダスティンの筋がたってない荒くれぶりに同情出来る事

刹那的、状況下の我慢累積等、なかなか奥深いかもと思ったりする。

ペキンパーの西部劇、犯罪の中だけでない。

現代に映し出す暴力表現なんだと思う。

ペキンパー自身結構荒くれたパーソナリティーだったそうです!

ダスティンホフマンの奥様がかなりやらしいのも鍵です。

今なら絶対女性から蹴りいれられるよ。もしくわ警察通報速攻逮捕

2009年2月レビュー

追記
たしかキングレコードビデオ鑑賞。

見たときは、わからなかった、とにかく暴発した意味が

なんでだ?

その一点だった。

だが、しかし、年々年々。この映画のラストがじわじわじわじわ、リアルに迫る。

ダスティンの暴力って、ニュースでそこらにある三面暴力事件じゃないの?

迫り来る危機
たまった何か
突発的暴発的暴力

家庭でも
職場でも
親子でも

本作のダスティンホフマンのような状況は、なかなかありません。

が、
本作ペキンパーの現代的物語にぶちこまれた。

あなたは、最後のダスティンホフマンをどう見るであろう?

あのひびの入った眼鏡から見えたんだ。

私は、強く現代性を感じる身近な暴力に見えたのだ。年月をかけて。

それが
パワハラからか
男女の浮気か
いじめか

それは、わからないが、
本作の
なぜか
急に
訪れる

暴力の恐ろしさを感じている。ペキンパーから。この映画から。だから、すげぇー!と思う。

本作リメイクされたのもびっくりしたが、「パニックルーム」みたいなリメイクになってないことを祈る。
アメリカから奥さんの故郷であるイギリスの片田舎に引っ越してきた天文数学者が主人公。この街の住人は田舎にありがちな閉鎖性が全開で陰湿な嫌がらせをしてくる。争いごとを好まない主人公だがある事故をきっかけにして変貌するという話。住人たちの舐めきった態度に観てるこちらも我慢の限界。衝突事故を起こさせようとしたり飼い猫を殺したり奥さんをレイプしたりでもう嫌がらせというレベルをとうに超えているわけだけど。最後の戦いは主人公のプライドやアイデンティティのための戦いなんだろう。主人公の最後の笑顔が印象的だった。
素肌にセーターを着て乳首の透けてる美人の奥さん。エロくて素敵だけど、それ痛そう。こんなのどかなイギリスの田舎のパブでパブ飯食べてみたい。シェパーズパイとか。
暖炉に銅のやかん、キッチンにアルマイトと思われるやかん。
戦う時お鍋で油を熱してたけどやかんを使ったほうが運ぶ時溢れるリスクもないし満遍なくぶっかけられるのにな、と残念でした。
nickfcanon

nickfcanonの感想・評価

3.0
途中から胸糞悪くて最後までモヤモヤした でもそれだけ印象に残る映画でもあるかも