メントール犬佐

ドリーム・ホームのメントール犬佐のレビュー・感想・評価

ドリーム・ホーム(2010年製作の映画)
1.0
連休に人を殺す映画ばかり観ているとロクな事がありませんな。アジア系ホラー2本連続ハズレクジ。こちらは冒頭からもう「あ、あかんな」と予感しましたが、案の定つまらなすぎて途中から家事しながら観てました。あまつさえ途中で犬の散歩を挟んでの鑑賞です。

グロを売りにしてはいるものの、グロがつまらない。なんでかって必然性が無い、物語がこんなグロを必要としてないからでしょう。グロがしたいならグロに徹する、物語を描きたいならそちらに徹する。どっちも出来てない。最初のグロシーンでこれホラー畑出身のやつじゃないな、オシャレ気取り系の奴の撮ったやつだなと思ってWIKIみたら監督は案の定香港のタランティーノとかポストウォン・カーウァイとか言われてるらしいです。まぁ大体が「◯◯のタランティーノ」と言われた時点でそいつはダメな奴です。

だいたいね・・・序盤のグロシーンで主人公の女がおばはんの頭に包丁を貫通させるんですけど、頭頂部に近い後頭部から眼球まで一発でズドンですよ。お前どんだけ怪力なんだと。監督は人間の頭蓋骨がどれだけ頑丈に出来ているか知ってるんでしょうか。ジェイソンかマイケル・マイヤーズならいざしらず、一般のOLに出来る芸当じゃありません。っていうかこいつどんだけ殺人能力高いんだよ・・・アイテムの使い方とか素人じゃねぇだろお前!職人じゃん職人。一応単なる銀行のオペレーターって設定なんですが・・・???

そしていちいちグロシーンがクドいんですよね・・・それが一番辛かったんですが、ホラー畑じゃない奴にありがちな「ほら、こんなにグロいですよ!グロいでしょう?!凄いでしょう?!」みたいな。そういうのが凄くうすら寒いんですよ。子供か!見て見てうるせぇ子供か!大したことねぇよ!むしろつまんねぇよ!全部どっかで見たことあるわ!ちょっと笑わせにかかってくるシーンも鼻につくだけじゃ!

もちろんホラー映画ですから、そこらへんの細かいこととかムチャクチャならムチャクチャでもいいんですけど、そんなアホな事をやる割にそれに徹するわけでもなく、その女が殺人を犯す過程を社会派風に描こうとするから気に食わないし、どっちも上手くいってない。ドラマシーンは基本大したことは起きないし無駄に長くてつまらないし、殺人パートの勢いをただただ削いでいるだけというダメ編集。主人公にも魅力が無いので何の感情移入も出来ないし。いや、そもそも実際の事件を元にしているというのに、この人をどう描きたかったのかすら伝わってこなかったです。