メタ

ドリーム・ホームのメタのレビュー・感想・評価

ドリーム・ホーム(2010年製作の映画)
3.5
さあ、ドリームホームを!!


・グロっえろ。
振り切った殺人シーンの数々。かなり強烈です。苦手な方は注意を。痛い場面が多い。殺すという"気迫" が感じられます。

次々続く殺人には、ちょいまってそんなにやるの?、これ一晩の話?、そのパワーはどこから来るの?、という感じです。彼女は、淡々と続けるんですよね、目的のために動く機械のように。

殺人スキルが高いわけでも、強いわけでもない彼女。けれど、中身、心の強さが半端じゃない。何がそこまでの「動機づけ」を与えたのでしょうか...

"木の板女" は、ちょっと笑えますね...園子温の「地獄でなぜ悪い」の星野源を思い出しました。木の板女ってなんだよ、と思う方は是非本編を。


・なぜ殺しまくるのか?
マンションに住みたいから。いや、ここまで明確な動機があるでしょうか。彼女の目的は、あくまでも"ドリームホーム"。殺人なんかが目的なのではない。殺人シーン以外の彼女は、ごく普通な人です。シリアルキラーとは違い、目的に関係のない人間には、一切殺意を持ちません。歪なのか、シンプルなのか...頭オカシイよ...

・香港
この彼女の動機には、香港という街が絡む。街そのもののなんだか嫌な感じの表現もうまい。呼吸がしにくいような、異臭がしそうな空間。そして、そこに住む人々の表情。それらと彼女は、子どもの頃から相互作用していく。その結果がなんとも...


・特典映像
DVDの特典にて、監督パン・ホーチョンと園子温の対談が見られます。
切断されたちん◯について語る場面も。

園子温「日本で、ちん◯映そうなんて、僕と三池崇史くらいなもんですよ」

なんて話を聞けます。
メタ

メタ