菩薩

帰ってきたドラえもんの菩薩のレビュー・感想・評価

帰ってきたドラえもん(1998年製作の映画)
4.0
皆がそうまでラ・ラ・ランドにうつつを抜かすのであれば俺は一人ドラ・ランドの建設に勤しんでやろうでは無いかと、もちろんそんな崇高な志を持っているわけでは無いし、そもそも自分でも何故連日ドラえもんを観ているのかさっぱ分からない、ちなみにラ・ラ・ランドのチケットはちゃっかり日曜日に確保してある。

「父、帰る」ならぬ「猫、帰る」であり、ご存知「帰ってきたウルトラマン」と共に「帰ってきたシリーズ」の双璧を担う作品である、嘘である。ドラえもんが未来へ帰らねばならぬ、そんなドラえもんを安心させようと、のび太少年は単身にて宿敵ジャイアンに戦いを挑むわけだが、俺はやっぱりこしあんよりつぶあんよりジャイアンが好きだし、雨の中ずぶ濡れになりながら殴り合いをしたにもかかわらず、次の日鼻水の1つも垂らさない二人、要するにバカは…なんでもない、嘘である。翌日、本来タイムマシンがあるべき引き出しを開けると、そこにはなんと超巨大サイズのドラえもん寿司が置いてあるわけだが、もちろん偽物である、ってか嘘である。ちなみにこの当時ののび太少年の貯金残高は830円、これが何を意味するかお分かりだろうか?おそらく特に意味は無いと思うが、それを確かめるために20回ほど再生&一時停止を繰り返した俺はほんまもんのアホやと思う、これは本当である。にしてもスネ夫が着用している例のドラえもんスーツの出来栄えが異常、あれもブルジョワの財力がなせる技か、ごめん嘘である。まぁ結局何やかんや言って帰ってくんすよ、なんでかって?そりゃ観てのお楽しみ。優しい優しい、嘘みたいなお話です。
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