Melko

帰ってきたドラえもんのMelkoのレビュー・感想・評価

帰ってきたドラえもん(1998年製作の映画)
4.0
いま地上波ドラ映画を見ながら、全然違うドラ作品を唐突に思い出しレビュー。公開当時に映画館で鑑賞。
おばあちゃんの思い出には敵わないけど、なかなかの涙腺崩壊ムービー。

今まで当たり前のようにそばにいてくれた相棒が、明日からいない。
嫌だ、わかってる、でも嫌だ、いやそんなんじゃだめだ、
のび太の葛藤を軸に、その成長が描かれる。
どんなに些細なことでもドラえもん頼りだったのび太が、「ぼくは大丈夫だよ。心配しないで」と精一杯自分を奮い立たせる。
ドラえもんが心配して帰れなくなる。
だから、心配しなくていいように、変わるんだ。
絶対勝てない。でも、勝てなくてもいい。
どれだけ殴られても、泣かない。
顔中アザだらけになりながら、涙を流しながら、「勝ったよ、ぼく。見たろ、ドラえもん。勝ったんだよ。ぼく1人で。」
呼応して泣くドラえもん。
ああレビュー書いてて涙が…

虚勢を張って送り出したドラえもんだけど、やっぱり寂しい。必死に現実を受け入れて前に進もうとするも、ジャイアンの仕返しにあったり、その仕返しの仕返しも空回り。

困った時のために、ドラえもんが残してくれた道具。
そしてそれが導くラスト。
「ぼく、全然、うれしくない!」と言いながら涙を流し抱き合う2人が、、泣ける。。これぞ本物の友情だ。
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