黒澤明監督作品23作目
老医師との師弟関係を軸に貧しい患者と治療に励む医者の交流を描いた作品。
時に厳しく時に優しく指導し弱き者に手を差し伸べる人情溢れる三船敏郎さんの赤ひげがものすごくかっこよかった。今作が黒澤作品で三船敏郎さん最後の出演作なのは寂しい。
さまざまな理由を抱える患者や貧しい暮らしの中にある温かい人々の物語。それらに触れながら医者として人として成長していく保本。全く心を開かないおとよと保本の関係性は胸を打つ。お互いの成長や変化がとても素敵だった。
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映画館で初めてインターミッションを体験してちょっと興奮した。あとセリフがとても聞き取りやすくなっていた。
(2021/06/10/U-NEXT)
(2021/10/03/TOHOシネマズなんば)