後半が少し失速している感があったが、黒澤のヒューマニズムが垣間見える作品だった。3枚目くらいのクレジットが、東野英治郎、志村喬、笠智衆、杉村春子、田中絹代という全員一人でクレジットされても良いくらい…
>>続きを読む小石川養生所を舞台に、そこを訪れる庶民の人生模様や、所長と青年医師の交流を描いた話。
一つ一つのエピソードで短編が成立する程に、練りに練られた脚本。
病気を治すのではなく、人の不幸を見つめ、苦し…
出演者って出た後に三船敏郎の名前がど真ん中にだんって出てきた時点でもう鳥肌がたつ。
小津キャストがちらちらいるのを見て小津と明…同時代…(?)なにそれ時代がアツすぎる…と息を飲んでしまった。
構…
三船ワールド全開。渋くて演技もうまくて最高にカッコいい。
若い頃の加山雄三はあんなに2枚目だったことも知らなかった。演技はまだ初々しさが残る感じだったけど、爽やかでちょっと世間知らずで、あの役にはピ…
「午前十時の映画祭」で鑑賞。幕府の御番医になるため長崎遊学を終えて江戸に戻ったエリートの青年医師の保本が、貧乏人相手に黙々と治療を施す赤ひげがいる小石川養生所に配置されクサる。しかし赤ひげはスーパー…
>>続きを読むこの映画を本気で勉強するだけで、そこらの映画の何本分に相当するんだろう。
そのくらい映画が詰まってる。
脚本も演出も構図、照明、美術も全てが憎いほど素晴らしい。映画的。
恥ずかしながら黒澤映画は…
佐八の恋人のおなかが地震にあって瓦礫の中を彷徨うシーンで、太陽の逆光が煙に隠れてちらちらと表情が映るカットはワケワカラン凄みがあって、おなかの価値観が揺らいでしまうことにもなぜか納得できる。
こね…
【午前10時の映画祭】
60年代の映画とはすごいな〜
観終わって改めて思う、あれは映画なんだよな、全て演技なんだよな、って。それくらい映画の中に引き込まれる作品だった。
“それでもなぜ、助けるのか”…
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