にゃんこむ

トイ・ストーリーのにゃんこむのレビュー・感想・評価

トイ・ストーリー(1995年製作の映画)
3.8
短編はMarkしたのに、本編はまだMarkして無かったので過去鑑賞レビュー。

初めて全編をコンピューターで製作された長編アニメなんですが、初鑑賞当時はまだ子供で、このアニメを作るのにどれだけの最新技術が詰め込まれたかなんて全然考えもしませんでした。
ピクサーの歴代短編映画を見た後だと、今ではややチープさを感じるCGも製作者達の努力の結晶なんだな~と感慨深く思います。

人間が寝静まった後に活動する妖精の話だったり、日本の童謡の『おもちゃのチャチャチャ』だったり、トイ・ストーリーの大本となる話は世界各地にありますが、トイ・ストーリーのインパクトは大きく、様々な子供達に影響を与えたと思います。
誰も居ない部屋でおもちゃたちは集会をしたりおしゃべりしたり。けれど人の気配がしたとたん元の場所に慌てて戻ったり、その場で死んだフリのようにパタンと倒れて”おもちゃのフリ”をしたり。人間にバレれはいけない緊迫感に、おもちゃを破壊する宿敵の存在、そしてどこかのんきなおもちゃたちのコミカルさがとっても面白い。

アニミズムって、特定の宗教的な考え方とされていますが、こうしてトイ・ストーリーが世界中で親しまれているわけで、人間が作った物に生命が宿るというのは、特別ではなく普遍的な考え方ですよね。

トイストーリー4の上映も決定しましたし、今から楽しみです。
にゃんこむ

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