次郎

トイ・ストーリーの次郎のレビュー・感想・評価

トイ・ストーリー(1995年製作の映画)
3.6
最初に3から見た時はリーダーシップを発揮し仲間を引っ張るウッディを見て良い奴じゃんと思ったけど、本作序盤の嫉妬と色欲に溺れているのを見て「俺たちのウッディじゃん!!!」と納得できて一安心。西部劇とSFでバディものをやるという発想は正しくアメリカ的で、それを世界初のフルCG長編映画として成立させたスタッフには拍手を贈りたくなる完成度。吹替で観ると映像も一部日本語に切り替わっているのとか「ズートピア」で始めて知ったんだけど、既に本作から実施されてたんだね。リアルな人間の造形には一部怪しい所もあるんだけど、そうした欠点をオモチャを主役にすることで上手く誤魔化している辺り、技術的制約から逆算して物語が組み立てられているように見えるのが興味深い。

何気に音楽が皮肉屋で有名なランディ・ニューマンでちょっとびっくり、あとシドの家にあるポスターの数々はメタルバンドのパロディぽかったのが気になった。
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