とびん

トイ・ストーリーのとびんのネタバレレビュー・内容・結末

トイ・ストーリー(1995年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

もし、おもちゃに感情があって動いていたらどうなるかと空想した物語。新しいおもちゃ、バズ・ライトイヤーにアンディの隣を盗られたウッディーが嫉妬から孤立し仲間に追い出されるが、最後はバズとの友情を手に入れ、アンディのおもちゃに戻る話。
もしもおもちゃに心があったらという発想が面白い。おもちゃっていつの間にかなくなってるときがあって、それでいつの間にか戻ってるときって確かにあったよなぁ。
もしもそれがおもちゃの意思で動いてたら、とか多分誰しもが考えてたと思う。
そういった、少なからずみんな思ってたことを代弁してる作品。
バズが自分をスペースレンジャーと思い込んで、そこからおもちゃと自覚するシーンはよくできている設定だと思った。おもちゃが分かっている人物たちの話ではなく、おもちゃがおもちゃであることを自覚する話にしていた。ウッディー以上に、バズの話になっていた。
最後のウッディーの「飛んでる!」というセリフに、「落ちてるだけさ」と一蹴するバズの最初の台詞の伏線回収は見事。
構成、セリフ、キャラ、どれも素晴らしい作品。
とびん

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