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溶解人間のswansongのレビュー・感想・評価

溶解人間(1977年製作の映画)
3.9

「レレレのレ~♪」
これ、はっきり言ってダメ映画です。

ダメダメ映画なんだけど、特殊メイク界の巨匠リック・ベイカー氏の 「どんな作品でも決して手を抜かない」 律儀な仕事ぶりと、ウィリアム・サックス監督による「あまりにもアレ」な脚本と演出が、いつまでも心に残っちゃうんです …

-- ものがたり --

土星探査から帰還した宇宙飛行士の体が、なぜか突然どろどろと溶け始めます。

凶暴化して病院を脱走した"どろどろマン"は、溶け続ける肉体を維持するために通りすがりの人々を片っ端から襲っては捕食しますが …

最初の犠牲者となる"ぽっちゃりナース"と"どろどろマン"が繰り広げる、安~い青春映画みたいな追いかけっこ。
延々と続くあのスローモーションには、どういう演出意図があるのか?

"どろどろマン"に首チョンパされたおじさんの頭部が、どこまでもどこまでもどこまでも小川をどんぶらこと流れていく執拗きわまりない描写は、いったい誰のためなのか?

謎が謎を呼ぶショボショボの展開を経て、やがて物語はクライマックスへ!


-- さて、ここで問題です。--

このあと待っている「(笑)撃の結末」とは、いったいいかなるものでしょう?

(レビュー冒頭の短いセリフに大ヒントが … )


もちろん映画本編を観て確認していただくのがベストではありますが、いかんせん町のレンタルショップではなかなか出会えない作品ゆえ、念のため下のコメント欄に正解を記しておきます。

これ、ホントにホントですからね。(笑)
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