税理士と企業間の税務会計情報システムを提供する大手企業㈱TKC。昭和30年代後半、創業者飯塚毅氏が、税務会計事務所経営時代に、「別段賞与」の税務処理に関して、国税庁に異議を唱えて、激しく攻防した実話の映画化。
主役に滝田栄、その妻に松坂慶子、飯塚氏を支援する夏八木勲の重厚な演技が素晴らしい。また中村梅雀がいい味を出してます。😆それに対して国税庁職員を演じる俳優陣のなんと憎たらしく地味なことか。
高度経済成長で躍進する大企業の裏で、成長の荒波に翻弄される中小企業。事実を忠実に拾い集めた脚本、いろんな境遇の人々の台詞が更に物語に厚みを加えてます。😊
地味な作品だけど事実ならではの説得力がある。特に税務調査の細かい描写は凄まじい。😔社会人なら観て損はありません。池井戸潤の世界が好きな人は是非観て欲しいです。😀
音楽は服部克久先生。正統派の劇伴の見本。🤩
昭和の家屋の襖や障子、縁側も良き。🙂