Otun

メリンダとメリンダのOtunのレビュー・感想・評価

メリンダとメリンダ(2004年製作の映画)
3.6
近頃はまたウディアレン作ばかり観ているので、その流れに乗って。乗っちゃえ再見。
の、初レビュー。
冒頭。
雨降る夜、カフェで四人の仲間達が談笑している。
その中の喜劇作家と悲劇作家の二人が、互いに人生観を議論しあう。彼ら二人の想像する、違う視点の、同じ物語『メリンダとメリンダ』が、交互に具体的なシーンとして展開する。

カフェでの他愛ない会話からのスタート。
が、そんなライトな導入でありながら、そこには含蓄がこれでもかと詰まっており、人生は結局捉え方一つだとのウディアレンの生きる上での矜持の様な物を感じる。

『悲劇でも喜劇でも生きてるうちが華だ。人生は一度きり、死んだらおしまいさ』。
日本的な感性だと、故植木等さんのスーダラ節スタンスやね。これ。
スーダラ映画。
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