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ー 見た目はあちゃん！頭脳はよーだ！
鈴木財閥の古蔵からロマノフ王朝の遺産である《インペリアル・イースターエッグ》が発見された。大阪の鈴木近代美術館の目玉として展示する事が決定したが、｢平成のアルセーヌ・ルパン｣と称される怪盗キッドからエッグを盗む旨の犯行予告が届く。警視庁の警備も虚しく、エッグはまんまと盗み出されてしまうが、逃走中のキッドは何者かに狙撃されてしまう。
◆ 劇場版「名探偵コナン」第三弾
工藤 新一そして毛利 小五郎にフィーチャーしてきた劇場版「名探偵コナン」三作目は、コナンのライバルであり絶大な人気を誇る｢怪盗キッド｣を絡めたストーリーでした。
キッド以外にも、メインキャラである｢灰原 哀｣や西の高校生探偵｢服部 平次｣。彼の幼馴染である｢遠山 和葉｣らも登場。多くの主要キャラクターが登場する豪華なキャスティングはさすが劇場版。このお祭り感だけで満足度が高まります。
◆ ヴァルシェーブニック カンツァー ベカ
豪華なキャスティングを実現させた反面、東京ー大阪を往復する経緯にはやや強引さを感じる部分もありました。しかしながら、｢大阪｣｢豪華客船｣｢横須賀の古城｣の各パートでは場面と併せて作品のテイストもガラッと切り替わっているので観ていて楽しかったです。
︎︎︎︎︎︎☑︎ 大阪パート
《インペリアル・イースターエッグ》をめぐる｢怪盗キッド｣と｢東西高校生探偵コンビ｣による頭脳戦。
︎︎︎︎︎︎☑︎ 豪華客船パート
大阪での狙撃事件を受けて、国際指名手配されている謎の暗殺者｢スコーピオン｣による殺人事件。
︎︎︎︎︎︎☑︎ 古城パート
今作のキーアイテムであるロマノフ王朝の秘宝《メモリーズ・エッグ》にまつわる謎が解き明かされるエンディング。
一本の映画で三度も場面とテイストを変えて編まれたプロットでしたが、テンポがよくてわかり易く、それでいて見応えも十分でした。元々がミステリー系統の作品なのにこのプロットを成立させた手腕はすごい。世紀末という節目の劇場版作品に相応しい出来栄えだと思います。
◆ バルシェ、肉買ったべか。（ネタバレ有）
惜しむらくは、変装の達人である怪盗キッドが狙撃されて生死不明となった後、誰に扮して再登場しているのかが直ぐに読めてしまう点。わざとらしく《白い鳩》にフォーカスしすぎだし、｢おや？帰ってきたのかね！｣じゃあ無いのよ。
そして謎の暗殺者｢スコーピオン｣の正体にも直ぐにアタリがついてしまう点。前作『十四番目の標的』を引き摺っているのか、キャラクターの名前が大ヒントになっていました。元々キャラの名前が個性的な作品ではありましたが、｢浦思 青蘭（プース チンラン）｣って名乗られた時は流石に｢フッ｣ってなりました。
時を同じくして｢バルシェ、肉買ったべか。｣の超絶ド天然発言。この聞き間違いは無理があるを通り越して可愛すぎる。作中で一番お気に入りのシーンです。
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あちゃんとアニメを見よう企画 第二弾！
早くも劇場版作品に哀ちゃんや平次が登場。絵のタッチに時代を感じるものの、キャストはよく知ってるメインキャラが出揃ってきてるなって感じました！
今作の冒頭、少年探偵団の紅一点である吉田 歩美ちゃんがタワマン高層階に住んでいることにびっくり。元太くんも光彦くんも相手にされないわけですね。
