シリーズ2作目。
前作から離れ離れになってしまったフロドとサム、メリーとピピン、アラゴルンとレゴラス、ギムリはそれぞれの試練に立ち向かう…。
森にいる木の妖精や、沼の道など、この世界観を彩る背景にとてもワクワクした。
フロドたちと行動を共にする元はホビット族であるゴラムの、とても表情豊かなところや、身体全体をつかって話す姿の印象がとても強烈。
前作よりもファンタジー色が強くなったと感じ、ゴラムがハリポタに登場するドビーに似ていると感じた。
この作品は、人間同士の戦いというよりは、平和や平穏を得るために力を合わせて邪悪な何かに立ち向かう清らかなファンタジー。
迫力ある戦闘シーンでもそこまで残虐なシーンはないので、そういう点は安心して観ていられる。
今作ではフロドの存在が薄く感じたが、最終章で期待したい。