ダオ

ホテル・ニューハンプシャーのダオのレビュー・感想・評価

3.8
1984年に英・加・米でつくられたトニー・リチャードソン監督・脚本作品。ジョン・アーヴィング原作の傑作人間ドラマ。とかいってまだ最後の10ページを読まずに映画を見てしまいました。

ってこれ6月に録画したもんなんだけれど、昨日見た『ボーダー』(感想まだ)の監督がトニー・リチャードソンということがこれ書くにあたってわかり、そういうタイミングなんだなと思わざるを得ないんだけれど、しかし映画の出来は『ボーダー』のほうがだんぜん良かったな。

というか900ページもある原作を1時間50分で伝えるのは無理だわ、じんわり味わいたいところほぼぜんぶ軽く流されてしまった。テロリストと売春婦のくだりなんてまるでわからんでしょう? リリーがなぜ小説を書いたのか沁みないでしょう? 

同じジョン・アーヴィング原作の『ガープの世界』は映画史に残る(私の中でね)傑作だったのですごく期待したんだけどなぁ。残念。

良かったところはジョディ・フォスター。原作のフラニーにピッタリでしたすげぇ。スージー役のナスターシャ・キンスキーは色気ありすぎ綺麗すぎ。熊になるなりのコンプレックスが顔に滲み出てないと困る。
ダオ

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