やま

愛しのローズマリーのやまのレビュー・感想・評価

愛しのローズマリー(2001年製作の映画)
4.0
やっぱりこういうストレートに面白い作品が自分って好きなんだなぁと思わされた。
その上にあるのが、ビリーワイルダー監督であったりするわけでありまして。

今作人は外見じゃなくて中身なんだっていう映画。そんな当たり前のことなんですけど、いざ本当にデブでも愛せるのか?ってこと。

ジャックブラックの演技もたまらなくキュートで愛おしい。彼の場合どんな役の人であろうと観客が好きになってしまう人なんだろうなぁと思える。今作の場合は、誰もが分かるよそれと思わせる題材であるからより主人公に惹かれる。

グヴィネスパルトロウの可愛さも、もうたまらなく良くて良くて。

秀逸な脚本というわけでなく、本当に基本に沿ったような展開をみせていく今作。映像もこれといって近年の映画に見られるような斬新なシーンなどもあるわけでないが、やっぱりこういう基本に沿ったような展開をみせる話は面白いなと。
ボートのシーンだったり、プールのシーンだったり大爆笑してた。

外見じゃなくて中身ってのは分かるけど、彼の場合は魔法にかけられて、人は中身だと分かる機会に出会えたからよかったけど
普通の人たちだったらやっぱり外見で判断しちゃいますよね。話さないとわからないわけだし。外見で話すかどうか決めちゃうところも人間あるだろうし。

デブの足だとかが生々しくリアルなのが良かった。あんな醜い人なんだぞ本当はと、言わんばかりの徹底した人作りは良い。

主役の二人が可愛いもんだから本当に良いなぁ。良い脚本は、やっぱり基本に忠実。
やま

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