ヤクザの情婦になり男の借金のカタに売春させられるっていう、絵に描いたような地獄の物語。そんななかに風祭ゆきが飼っている子猫コロのやたら可愛いことや、男がゆきさんをボコボコにしたあとに家に連れて帰り気まぐれにお粥(お粥!)を作ってやり「お粥の湯気が好きなんだ」なんてゾッとするセリフを言い出してみたり、そんなフワッとした場面の後には猫を殺していたりなどさまざまな見どころはあるけれど、いどあきおっぽいといえばそうなんだけれど、こんなシリアスすぎるハナシしょんぼりしちゃうよーとゲンナリもする。しかしながらこの役はやっぱり風祭ゆきじゃないと成り立たない。適役!