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コード・アンノウンのJGのレビュー・感想・評価

コード・アンノウン(2000年製作の映画)
3.0
【Cの助とJ太郎】其の九
もうハネケたん作品ローラー作戦

ジャケだけ見てミラ・ジョヴォヴィッチ
だとばっかり思い込んでたら「私の知らないわたしの素顔」のジュリエット・ビノシュだった😅

ハネケ監督作品を何作か観てるから理解は出来たけど、今作が初めてだったら…
はて?何のことやら🤷‍♂️🤷🤷‍♀️となってたはず😩

パリ🗼で繰り広げられるそれぞれの群像劇がワンカットシーンで繋ぎ合わされるというシステム🎥

・主人公の女優アンヌは恋人の戦場カメラマンジョルジュと暮らしているが、義弟ジャンが家出してきて助けを求められても真剣に取り合わない
・苛立ったジャンは街角に座り込んで物乞いをする女性マリアにゴミをを投げつけ八つ当たり
・コレに憤った黒人青年アマドゥはジャンと揉み合いになり偏見からか不当逮捕
・ジョルジュが畜産農家を継がないせいで家業をせざるを得ないというストレスがジャンの家出の理由
・アンヌは近所で行われている虐待に気付きジョルジュに相談しても無関心、そして幼い命を助けられなかった
・アンヌが地下鉄でチンピラに絡まれるもなかなか誰も助けてくれず、挙句顔に唾を吐き掛けられる…

冒頭は聾唖の子供達が出てきてジェスチャーゲームをしているがなかなか伝わらないというシーン
エンディングはその子供達による一糸乱れぬ太鼓演奏、そして一生懸命コチラに手話で語りかけてくる…

コレが全てで、無関心(を装う)からくる
『コミュニケーションの不可能性』の集大成とも思える内容でしたぁ😩

もっと相手を思いやり、偏見を捨て、ちゃんとメッセージを伝え合おうぜ‼️
と言うハネケたんからのメッセージを受け取った気がします…
メッセージを正確にキャッチしようとするあまりに、一作品としては、あぁ楽しかったなぁとはならなかったですねぇ

Cの助はどうだったかなぁ…🤔
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