土曜日の銀座。まずは1990年作品「恋愛小説ができるまで」。
「大統領の料理人」のクリスチャン・ヴァンサン監督の長編第1作目の作品。
振られた小説家の男が腹いせに、若い女性を誘惑してから捨てる過程を本にしようと計画。タイピングの助手として純情そうな女性を雇うのだが…
主人公の「女たらし」という設定のアントワーヌ(ファブリス・ルキーニ)が言うほどカッコよくない。(中居くんくらい?)
さらに、引っ掛けた「ブス」呼ばわりされる女の子カトリーヌ(ジュディット・アンリ)がかわいいし「どうなってんだ?」って思って見てると、最初の構図はまんまとひっくり返って…
「ひとを見るとき、私たちはその半分しか見ていない」
フランス映画らしいシニカルなロマンティック・コメディ。土曜の昼間に見るにはぴったりでした。