岡ゴズ

白い巨塔の岡ゴズのレビュー・感想・評価

白い巨塔(1966年製作の映画)
3.8
唐沢財前と江口里見のドラマ版は何週もしたほどに、好きなシリーズ。中学生のころは「財前教授の総回診」とか言いながら友達に襲いかかってズボンを脱がしたり脱がされたり、、。バカな中学生の中であの大名行列が大ウケだったのを覚えている。
価値観も生き方も合わず、確実に今後交じわり合うことがないことは分かり切っている。しかし、道は違えどお互いの医学者としての実力、その一点のみリスペクトし合う2人の男の友情に対して、自分は何かピンときたのだろう。
あとはやはり、原作が圧倒的に良く出来ている。というのがこの映画のポイント。あれだけの傑作は、逆につまらなくするのが難しいほどにちょっとモチーフが良すぎる。
本作で里見を演じる田村高廣は泥の河の父親役などがそうであるように、善良な市民を本当に味わい深く演じる。
傑作。
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