おはぎのえいが

ビッグ・フィッシュのおはぎのえいがのレビュー・感想・評価

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)
4.7
監督:ティムバートン

ほっこり見られるファンタジー映画!

チャリーとチョコレート工場や、ミス・ペレグリンとはまた違って、父と子の現実味のある話(父が少し変わっていて、近所のおじさんならば楽しい人だなと感じるところを、息子は恥ずかしいと感じるところ)を、ティムバートンの世界に取り込んだ印象。
ファンタジーとリアリティーをぼかしながら進めて行く作品。作り手としては難しいそうで…

見所は、もちろん最後の父エドワードと息子ウィルの病院でのシーン。
ウィルは父親がビックフィッシュになりたい事をちゃんと知った上で、ラストの物語を作り上げたこのシーンは鳥肌と涙が込み上げるものでした…

見終わって、結局どこからどこまでがエドワードの空想なのか最後まではっきりと分からないと言う人もいるが、私はそれはそれでティムバートンらしさがあって、見る人自分自身で色んな見解ができていいと思った。
こんな映画は彼にしか作れない。
美しさが桁違い。