鈴渚

ショートバスの鈴渚のレビュー・感想・評価

ショートバス(2006年製作の映画)
3.8
セックスがテーマではなく「どう生きるか」「どう生きていくか」がテーマだと思った。
人と交わることによって、自分の弱さにも強さにも気づく。この人は自分の片割れだろうか…ヘドウィグに続く問いがあった。
ショートバスの各フロアは『パーティーで女の子に話しかけるには』の各コロニーの部屋みたい。この3本でオールナイトを企画したい。ジェイムズが向かいの部屋からロウソクに照らされ、ジェイミーを見つめるシーン。彼の姿が1枚の絵のように額縁に納められているようで幻想的。互いが窓越しに見つめ合い鏡合わせのよう。ジェイミーとジェイムズ(ジェイミー)
「世界は変えられないから、せめて誇りを持ってこの部屋を出ていこう」
「故郷は時に残酷なものだ」
「女王様になんかなりたくない。私はお家に住んで猫を撫でていたいの」
鈴渚

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