アタフ

デッド・サイレンスのアタフのレビュー・感想・評価

デッド・サイレンス(2007年製作の映画)
3.4
フェルナンド・トーレス似の主人公が不気味な腹話術人形と戦う話。

この主人公の俳優、なんかホラー映画向きでない気がする、恐怖体験をして怖がっている演技をしているんだけど、全然怖がっているように見えないんだよね。凄く余裕な感じがして、なんか緊迫感がない。

それにしても腹話術人形って怖いです。今作の呪われた腹話術人形が現役で使われていたシーンがあるんだけど、普通に使っているだけで超怖いんだよね。目の動かし方、首の動かし方だけで、人間のように感じられて、とてつもなく不気味。アナベル人形とためを張れるレベルの不気味さである。そういえばアナベルもジェームズ・ワン監修とかだっけ??

ジェームズ・ワン監督の作品とあって、映像センスは抜群で、霧が立ち込める廃墟の町、安モーテルのギラギラとしたネオン、8mm映像を意識した過去の映像、どれも雰囲気だけは素晴らしいと思う。

ただ音楽の使い方がちと微妙だし、音で怖がらせる演出もクドい。でも段々と周囲が無音になっていく展開は怖くてGOOD!!

一長一短な作品だとは思いますが、ホラー映画全般で言うと上の中ぐらいの面白さだと思います。『死霊館』『インシディアス』と同じく安心安定のジェームズ・ワンクオリティ!!

ラストのオチは「んなアホなwwwwww」と突っ込みながらも大満足!!そこそこ好き!!
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