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姉妹と水兵のhollyのレビュー・感想・評価

姉妹と水兵(1944年製作の映画)
3.7
タイトルの通り、ナイトクラブで大人気のデヨ・シスターズが一人の水兵さんに恋をするお話。
お金持ちとの結婚を夢見る妹ジーンをグロリア・デ・ヘブン、そんな妹が変な男に捕まらないように目を光らすしっかり者の姉パッツィーをジューン・アリソンが演じており、小柄でキュートな二人を見ているだけで癒されます♡
特にジューン・アリソンが密かな片思いをしている姿のかわいさと言ったらもう…!

そして二人が恋する水兵をヴァン・ジョンソン、慰問コンサートに訪れるハンサムな陸軍兵士をトム・ドレイク、かつての人気者だったビリー・キップをジミー・デュランデが演じ、脇を見事に固めているので退屈することなく楽しい!

見所はなんといっても、ビックバンドジャズやラテン含めた多くのナンバーが散りばめてあるコンサートシーンの数々!
これがとにかく素晴らしいです。
一応ミュージカル映画だけど、台詞がメロディー化するのではなくて、すべてコンサートでのシーンなのでこちらも一緒に鑑賞している気分。
共演者も豪華で、ハリー・ジェームズ楽団やホセ・イタルビの演奏がたっっっぷり楽しめるほか、ヴァージニア・オブライエン、レナ・ホーンが本人役で登場し歌っております。
もちろん、デヨ・シスターズのナンバーもたくさん!かわいすぎる!

終盤の四角関係の勢いには、えっ…!?ってなりますが、そこはミュージカルなのであまり責めないことにします。
はじめから最後までずーーーっと楽しい映画です♪
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