SHIDOU

仔犬ダンの物語のSHIDOUのレビュー・感想・評価

仔犬ダンの物語(2002年製作の映画)
4.5
【映画好きとしてのレビュー】
この点数はもちろん、ハロプロが好き、℃-uteのメンツやももちらBerryz工房の幼き日の姿が見られる!ことも含めたものだが、作品として見応えがあるものになっていたので、大真面目にレビューしたい。

両親の離婚を受け入れられない真生(嗣永桃子=ももち)は、群馬の祖父の家で暮らし始めるも、人を信じられず孤独であろうと過剰なほど気丈に振る舞う。

ある日、コンビニで同世代の女の子、千香(清水佐紀)が牛乳を万引きしようとする姿を目撃した真生。千香曰く、拾った仔犬にあげるためだけど、お金がないという。代わりに料金を支払い、千香が団地住まいであることから、「ダン」と名付けられたその犬の様子を千香と見に行く真生は、ダンの行動の不可解さに気がつく。

どうやらダンは目が見えないようなのだ。

ここから、真生と千香はダンをどうしたら幸せにできるか奔走する中で様々な人と出会い、友情を育み大きく成長していく。

昨今あまり見かけない「少女たちが少女らしい瑞々しさを表現している映画」として清涼感のある爽やかな物語となっており、思いのほか見応えがあった。

メインは後のももちこと嗣永桃子。演技が達者とはお世辞にも言えないが、凛とした佇まいと純粋さは、劇中の大人たちがそうだったように、人の心を動かすだけの力がある。

そのほか、Berryz工房清水佐紀、℃-ute岡井千聖、矢島舞美なども活躍。そして当時のモー娘。のメンバー(安倍なつみの芝居はメンバーの中で1人抜けていた)ほか、脇を固める柄本明、原田美枝子、斉藤慶子、榎木孝明ら豪華なメンツ。芝居の骨格をしっかり支える。

「視覚障がいの犬」という設定も、細かい部分で生きている。特にうまい演出と思ったのが、迷い込んでしまったダンが車道に飛び出しそうになっているシーン。誰もがダンの存在に気づかない中、盲導犬を連れた女性のみがダンに気づき、少し安全な場所に移してあげたという場面。これが、後々伏線として活きてくる。澤井真一郎監督の手腕が光る箇所のひとつだ。

いわゆる「優しい世界」の話、という印象ではあるものの、実話をベースにした話ということで、世の中捨てたもんじゃないなと思える佳作。

【ハロヲタとしてのレビュー】
ももち尊い!昔はこんなだったのね^_^岡井ちゃんわりと目立ってるけど演技w眠そうにすんなw舞美ちゃんこの頃はまだ人間て感じで棒。石川梨華の芝居ドイヒーにも程がある!なっちはうまいな。なっきぃチョイ役か〜。愛理とまいまい本編出ず残念( ̄▽ ̄)
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