ハマチェーテearth838

寝ずの番のハマチェーテearth838のレビュー・感想・評価

寝ずの番(2006年製作の映画)
4.0
ライブハウス店長のオススメ映画第一弾。

ピースフルな下ネタが満載な落語家たちの映画。
師匠の通夜に「寝ずの番」で、みんな生前の「すべらん話」を披露する。

序盤、師匠が危篤で
「おい、師匠が最後に女性器を見たいと言っているー!誰かー!用意はできんかー!」
というシーンではじまる。
慌てふためくお弟子たち。楽しい。

俳優のみなさん。どなたも素晴らしい演技。素晴らしい小噺。

ラストでは三味線にのせた、JAZZで言うならライブセッション。ヒップホップならフリースタイルラップ下ネタバトル。

そのあとの宴会も楽しそうだなー。
人情紙風船でも思ったけど、江戸時代頃からの昔の飲み会は三味線にのせて唄って、踊って。
その感覚、いまの現代人には理解できない。
というか再現できないなぁーって思って寂しくなった。

きっと飲み会でのみんなの楽しいレベルというか多幸感が全然違うんだろうなぁ。
めちゃくちゃ邦画なのに、ラストがボビーマクファーリンというのも粋で好き。