こたつreboot

マスクのこたつrebootのレビュー・感想・評価

マスク(1994年製作の映画)
3.8
★ 家族全員で楽しめるコメディ映画の定番

先日鑑賞した某コメディ映画が家族に不評だったので…汚名返上の意味で鑑賞しました。さすがに鉄板中の鉄板の作品ですからね。本作と相性が悪かったら、家族と一緒にコメディは観ることが出来ないな…なんて危惧したのですが、見事に失地回復。特に愚息は大爆笑でした。

やはり、大仰なアクションが良いですね。
眼が飛び出たり、ポケットから色々な物が飛び出たり。言葉ではなく動きで笑わせてくれるから、字幕でも子供に伝わるのです。

ある意味、現代(と言っても20世紀末ですが)のチャップリン…と呼ぶのは過剰でしょうか。でも、アメリカコミックの“古き良き表現”を実写化した功績は大きいと思います。

しかも、色気満載のキャメロン・ディアスが出ているのに(デビュー作とは思えない存在感でした)下品にならないバランスも見事。家族で観る作品ですからね。目のやり場に困る場面が無い…というのは結構貴重なのです。

あと、本作で活躍したのが“わんこ”。
なかなか熱演していました。しかも、存在自体が伏線になっていますし、最後の最後までおいしいところを持っていきますからね。最強の“わんこ”なのです。

また、マスクが内面に潜む願望を露出する…という発想も通常とは逆。なかなか本音が言えない現代人に訴求するテーマでした。ただ、考えようによっては、お金が欲しかったら銀行強盗しちゃえ…という気持ちを許容している作品。やはり、狩猟民族は怖いですな。

ちなみにこの“マスク”。
劇中で北欧神話の《ロキ》だと言われていましたけど…今時分に鑑賞すると、どうしても『マイティ・ソー』の《ロキ様》を連想しますね。でも、彼(トム・ヒドルストン)が緑色になって大暴れする…って考えると地味に面白いです。

まあ、そんなわけで。
大仰でコミカルな動き、動物、ロキ様(ちょっと違う)が揃ったコメディの定番。公開されてから20年以上経ちますが、未だに楽しめる作品だと思います。勿論、笑いのツボは千差万別なので…未鑑賞の方は期待をせずに臨んでください。