2020年270本目。
コメディ作品なのに、不気味さを感じてしまった……
まずなにより、キャメロンディアスの破壊力よ。当時22歳。めちゃくちゃ美しい。この作品で一気に有名になったことも納得。
飼い犬のマイロもかわいい。大活躍。
ジムキャリーの顔芸は相変わらずだし、ルーニーテューンズのようなコメディ。
でも、マスクをつけると残虐になるという怖さ。そして、マスクを外していても、だんだんとマスクをつけているときに近づいていくジムキャリー。
終盤の素顔なのに狂ったようにパンチするところ、怖さが圧倒的に優ったぞ……
初めて知ったけど、この作品ってコミックスが原作であるのね。そしてそちらはコメディ色のない作品。
マスクをつけると残虐になり、殺人を繰り返す。挙げ句の果てに、主人公のレメキスは恋人の前でマスクを外すけど殺されてしまうらしい…
映画化するにあたって、コメディ色をめちゃくちゃ加えたとのことだけど、そのトーンが背景に残っているから、不気味さがあるのだろう。
最後、マスクを捨てて終えるってところも、そういう恐ろしさを示しているのだろう。マスクをつけていた本人が1番よくわかっているのだろうな。
他にも、マスクをつけたら本心が出るとか、でもマスクは仮面であるとか、いろいろなメタファーがある気がする。
なんか思ったより深い作品なのでは…？
