朝霧にすいこまれてゆきそうな船の上から、まさに魅惑の地の遍歴がはじまる。
悲しき人間の歴史は未だ哀しみをはらみ 、もう一度バベルの塔からやりなおしたらあるいは。そんな疑問を投げかけられてもあっさり、…
ポルトガルの巨匠、マノエル・ド・オリヴェイラの作品に挑戦したが、多分まだ1回では十分理解できていないので(2回目でやっと理解できた)アンゲロプロスとかと同じように数年してもう一度観たらちゃんとわかる…
>>続きを読むノブレス・オブリージュ。その名の通り"歴史"の映画。敗者への温かな視線はヴォネガットのそれと同じで感慨深くなってしまう。ラストの驚きの展開には拍子抜けしてしまうが、"祈り"の映画として、その素朴さが…
>>続きを読む文明の成り立ちをおさらいし、それぞれが自国の言葉で語り合うのに通訳を介さず意思疎通ができる食卓。ヨーロッパの成り立ちを示すかのように。そこに1人エスコートする船長がアメリカというのもまるで世界をみて…
>>続きを読む仏語、伊語、ギリシア語、英語が(比喩として翻訳もなく)通じ合う世界が訪れた…ように見えて9.11が起きて不安が訪れる欧米世界のメタファーであろうか。我々が教育される歴史が、征服者ヒストリーとしての歴…
>>続きを読むちょっと、どうゆうこと!?と、度肝抜かれるラスト。9.11後に製作された映画。人類の文明、争いの歴史を古代ギリシャから9.11まで語る。歴史の延長線上にいる私達、現代人に向けた痛烈なメッセージ。映画…
>>続きを読むマノエル・ド・オリヴェイラ監督作品。
本作はリスボン~マルセイユ~ナポリ~アテネ~イスタンブール~カイロ~アデンを経巡りながら、史跡を探訪しつつボンベイを目指す母子の物語です。
前半に就いては各国…
壮大で美しく長い長い前フリからの超強烈なメッセージ
当時劇場で自分も含めて観客全員しばし気絶してた
95歳(監督)ともなるとこういう世界観なのか…
単純に面白かったと言っていいのかわからないで…