ジンロク

七人の侍のジンロクのレビュー・感想・評価

七人の侍(1954年製作の映画)
5.0
皆さんはこんな話聞いたことがありますか。

ある映画専門学校で、次週のテーマをクロサワとしたところ、若い学生たちはクロサワを観たこともない。そこで「七人の侍」を授業の予習として鑑賞するように指示しました。すると、映画を観たある学生が退学願いを出しました。学生は「この学校でどう学んでも、最新の技術を駆使しても、この映画以上のものを作れるとは思えない。進路変更をしたい。」と理由を述べました。とても映画好きの若者の心を折ってしまうほどの作品です。ただ、この話を信じるか信じないかはあなた次第。でも、そんなことがあってもおかしくないと思わせるほどの作品です。

3時間半という長尺、モノクロというハードルを越えて観る人が増えたら良いな。足りないものは何もない、余計なものも何もない。僕にとってはパーフェクト。無人島に1枚だけ持って行けるDVD決定です。まだ観てない人、観ないで死んでいく人に同情を禁じ得ません。
がらにもなく長くなってしまいました。おしまいです。
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