なだ

七人の侍のなだのレビュー・感想・評価

七人の侍(1954年製作の映画)
4.5
川崎チネチッタ100周年記念上映。
テレビ鑑賞していますが、音響も映像もテレビとは違い臨場感があり😂ちゃんと10分間の休憩も。

スクリーンで207分黒澤明監督に向き合える事が多分至福なんですね。

言わずもがな世紀の名作です。志村喬はやっぱり上手いなぁ…
戦で負けて(主君を失くしたのかな)浪人となった勘兵衛。
人柄と指揮官ぶりと私もきっと弟子入りしたくなるよ。

『荒野の七人』『マグニセントセブン』や『マンダロリアンS1#4』などの作品を思いだしました。今作は人間の本性をより深く描いているのが素晴しいですね。


↓ネタバレします❕








心に残るシーンは沢山あるけれど、特に素晴らしかったシーンは、百性利吉の妻。侍達に「嫁を貰わないと」冷やかされていた利吉ですが、実は妻(島崎雪子)は野武士に奪われていて慰み者になっていたのが分かるシーン。

野武士が潜伏する小屋に火を放つ菊千代たち。小屋の中にいる利吉の妻の表情は、野武士への復讐心と魂が解放される喜びとがワンシーンで表現されている秀逸の演技でした。感動〜😭
野武士から助かったのに、夫との再会を恥じて火の中に身を投じてしまうのです😢

コレは劇場で鑑賞しなければ分からない所でしたね。
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