フィルムばさみ

七人の侍のフィルムばさみのレビュー・感想・評価

七人の侍(1954年製作の映画)
4.8
チネチッタ100周年記念上映
4Kリマスター版
名作をスクリーンで鑑賞できる貴重な体験

白黒だからと言って侮るのはもってのほか、
導入から中盤の仲間探しから、野武士たちとの戦いなど手に汗握る展開。

力で劣る農民たちが戦国の理不尽な暴力に立ち向かう様とそこに利害を超えた形で戦う7人の侍の個性の融合する話にどんどん引き込まれていった。

ラストシーンは本当に切なさと生き残った人たちの続く物語に想いを馳せながら幕を閉じた。

黒澤明作品についてどの作品を見ても言うと思うが、もっと早く鑑賞すべき作品だった。

色んなことを学ばせてくれるだけでなくエンタメとしても素敵な作品だった。