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七人の侍のkazu1961のレビュー・感想・評価

七人の侍(1954年製作の映画)
4.6
「七人の侍」
1954/4/26公開 日本作品 2017-147
TSUTAYA CINEMA Handbook 2016
1960年代以前ランキング3位 再鑑賞

日本映画の頂点にたつ作品はこの作品でしょう。
制作された時代と黒澤監督の才能が産み出した奇跡の作品だと思います。この後の世界の映画人に影響を与えたのは周知の事実ですね。
主演は黒澤組代表の二人、三船敏郎と志村喬、名役者ならではの素晴らしい存在感です。また無口な侍、久蔵を演じた宮口精二は存在感抜群で、あの「ルパン3世」の五右衛門に影響を与えているそうですね。
アクションシーンはマルチカメラで撮影され、モノクロ作品なのに、雨、風、水、火、鳥などの自然の音がクローズアップされることでリアリティをもたらしています。
ストーリーも奥深く勧善懲悪のストーリーだけではなく、志村喬のラストの台詞でもある「勝ったのは侍ではなく彼等百姓だ」というように侍という土地も持たない職業の悲哀を百姓と対比してるのも素晴らしいですね。
やはり誰もが認める日本映画史上最高の名作ですね!!

数多くの傑出した黒澤監督作品の中でも、特に観客のみならず世界中の映画人に多大な影響を与えた代表作。これ以降「荒野の七人」「宇宙の七人」など、この映画を手本とした作品が多く作られたのは周知の事実。複数のカメラワークによる迫力ある立ち回りのシーンは見事。主演は三船敏郎と志村喬。モノクロ、スタンダード・サイズ、207分。
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