イホウジン

七人の侍のイホウジンのレビュー・感想・評価

七人の侍(1954年製作の映画)
4.9
3時間超の大作で果たして集中力を維持出来るのか不安だったが、途中の休憩時間(5分)も含めてあっという間に感じてしまうくらい面白い作品だった。
どの場面、どのキャラクター、どのセリフ、どのカメラワーク、どの音楽を切り取っても完璧で、この映画が世界中の人々を魅了してきた理由の一端を知れた気がする。
4Kリマスターということでとても映像が鮮明で、まるで公開したての映画を観ているような感覚に陥った。
これだけ長時間の映画であるにも関わらず、無駄なシーンは一切ないのが、さすが黒澤明監督の力なのだろう。
冒頭の音声の損傷が激しいのが、時の流れとはいえ残念な所か。
とにかく、日本人なら1度は観るべき邦画の金字塔!!
イホウジン

イホウジン