富樫鉄火

スパイ・ゾルゲ 真珠湾前夜の富樫鉄火のレビュー・感想・評価

3.0
20200819/国立映画アーカイブ「松竹100年」
昭和36年に、松竹が、よく、こんな合作映画をつくったものと感心した。半ばドキュメンタリ風で、ゾルゲ組織の電波発信システムなど、なかなか面白かった。
ただ、冒頭と最後で「ゾルゲはその後も生きていたのでは」との疑問がかなり強く提示されており、それにまつわるドラマがあるのかと思いきや、本編では皆無だった。肝心のゾルゲ逮捕や、判決のシーンなどもなく、その点、少々、脚本構成で失敗しているような気もした。
岸恵子は美しかった。
富樫鉄火

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