キミシマムザ裕君

夕陽のギャングたちのキミシマムザ裕君のレビュー・感想・評価

夕陽のギャングたち(1971年製作の映画)
3.7
山賊一味の親分フアンは元IRA戦士のジョンとの偶然の出会いをキッカケにメキシコを転覆させる革命の一端を担うことになり運命が変わっていく…

♪ションションショォーン
  ♪ションションショォォ〜ン

という独特で耳に残るテーマ曲から始める今作。
エンニオコリモーネが担当するといつも特徴的な音楽が多い。
今日は曲だけでも覚えて帰ってってください(芸人風)

https://www.youtube.com/watch?v=J3zeDRBf85s

ということで、
『夕陽のガンマン』『荒野の用心棒』など西部劇でお馴染みのセルジオレーネ監督の”ワンスアポンアタイム三部作”第二弾!
レオーネ監督なのでいつもどおり西部劇かと思いきや今回の舞台は動乱の最中にあるメキシコ!
アイルランド人の革命家とメキシコ人の山賊の友情を謳いあげた叙事詩だ!!西部劇ではないのでお気をつけて!(自分は引っかかった。)

革命には多くの犠牲がつきものだ……

山賊として狡猾に生きるフアンの元に現れた意識高い系革命家のジョン。彼との出会いをきっかけに壮絶な運命を辿っていくわけだが、ジョンとフアンの男臭い奇妙な友情関係が楽しい。
西部劇ではないものの、レオーネの西部劇でよく描かれていた男臭い雰囲気やら裏切りなどが見れたの満足だ!
この監督は本当にアメリカという国に夢と希望が詰まってると思ってるんだなあというシーンも多く感じた。アメリカンドリーム万歳。
ただ興行的にも批評的にもあまりよろしくなかったらしく、次回作の『ワンスアポンアタイムインアメリカ』ができるまで大変だったそうだ。
『ワンスアポンアタイムイン~』といえば、今作の原題は

"DUCK, YOU SUCKER "

というあまり聞きなれないフレーズで微妙な感じだが最初の案は

"Once Upon a Time... the Revolution "
-昔々、革命のさなかで…-

だったらしく、そっちのほうが個人的には好きだ
というか一応関連性はなくても三部作っぽくするなら名前も合わせてもらいたい!(勝手)

主演のフアンはロッドテイラー。
ジャケットにでっかくのってるおっさん…ではないです(笑)
なんか『続・夕陽のガンマン』に出てきたイーライウォラックの役に少し似てるなぁと思っていたら最初の方は彼で配役したかったらしい!たしかにずる賢い感じとかが似ていた!
そして革命家ジョンがジェイムズコバーン。
そうそうこの人がちょび髭ドヤ顔でジャケットに写ってる方だ。
ん?コバーン…?まさか?カートコバーンの??
と思ったが全く関係なかったので安心していただきたい。かなり有名な俳優らしいが自分は特に記憶に残ってる作品はなかった。

色々なものを失って次へと進んでいくフアンの表情は切なくてたまらない。
革命という動乱の中で生きる男たちの熱い闘いをしかと刮目せよ!!

そしてついにレオーネ監督残すはフォロワーの方々の評価も軒並み高い
『ワンスアポンアタイムインアメリカ』
のみ!尺がめちゃくちゃ長いのでたっぷり見れる日にしっかりコンディションを整えて鑑賞しよう!!

レオーネ監督好き、男たちの熱い友情好き、そしてトランプの大富豪で革命してドヤ顔するのが好きな方にはオススメの作品。