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白いリボンのqudanのレビュー・感想・評価

白いリボン(2009年製作の映画)
3.0
自分が正しいと信じて疑わない傲慢な大人達と、それに抑圧された子ども達の反抗と犯行。

正しさというのは不思議なもので、自分のやましさを覆い隠すために、自分自身は間違っていないと「正しさ」が主張されるときがある。

大人の正しさと、子供の正しさ。

この映画の後の時代で、子ども達が傾倒していくファシズムもまた自分たちの清廉潔白さが頑なになりすぎて、歪んでしまった正しさの1つの形ではなかろうか。
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