湖迦

白いリボンの湖迦のレビュー・感想・評価

白いリボン(2009年製作の映画)
4.3
まず、子供達に笑顔がなく観ているこちらが辛くなる。まるで人間的な温かみのない凍てついた世界像のような。
1913年のドイツということは、おそらく第一次世界大戦の環境下で育った世代。また第二次世界対戦では徴兵され、アウシュヴィッツでのホロコーストに加担する世代でもある。このことを心の隅に留めると感慨深い。
この映画の親父は子供達に対し罪意識を内面化して洗脳。親に従う利口な子にはなるが…テロ集団等の悪徳組織にインテリが多いことも頷ける。
時間を置いてまた観たい。
湖迦

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