次々と起こる不穏な事件。
村を覆う重苦しい雰囲気。
事件の犯人は、
理不尽な抑圧から生まれた悪意だった。
これが第一次世界大戦が始まる直前のドイツの田舎町で起こったことが、その後のドイツの歴史を考えるととてつもなく怖い。
逆らった子供たちではない。
権力の匂いに敏感になった子供たちがナチスを支持するんだ。
白いリボンは心に絡みつき、考えることを放棄させた。
それにしてもひとつひとつの事件はものすごく丁寧に描かれるのに、肝心なところが曖昧なのはなぜなんだろう。
村人の行方が気になるけど、このままじゃただの夜逃げ…?笑