白いリボンの作品情報・感想・評価

「白いリボン」に投稿された感想・評価

HeroM

HeroMの感想・評価

4.0
地方の閉鎖的な村。第一次、第二次世界大戦へと向かうドイツを暗示するとともに、人間の嫌な部分をすべからく投影している。
無慈悲な性悪説が心にズドンと響く。ここでの性悪説は単に子供が善か悪かではなく、人間の性(さが)についてである。野放しにされた人間はどのように振舞うのか。増大するエントロピーの先に何があるのか。それは戦争やナチズムといった人類の悲劇ではないのか。

珍しく男爵夫人のセリフに直接的なものがあるためテーマが分かりやすい。

やはり見せない演出が効果的だ。画面外から怒鳴られたり、直接的な描写が無かったり。
深読みすると、「暴力性は全ての人間に宿っており、わざわざ描く必要は無い」ということなのかもしれない。

白黒の画面が示すようにこれは善悪の物語である。人間の様々な罪を写し出すそれぞれの家族。その罪を「白いリボン」つまり無垢の象徴たちはどのように断じるのか。
他人事のような後日談で締められるエンディングは無関心という最大の罪を炙り出す。無関心の上に成る戦後の不安定な第ニ世界の平穏。根本的な解決を模索する現代に一石を投じる。
Toku

Tokuの感想・評価

3.8
気になった言葉
私は去年、娘の髪に白いリボンを結びつけた。白とは、もちろん純潔を表す色だ。リボンはクララの助けになる。罪、我がまま、妬み、無礼、嘘、怠惰を避けるために。今年になって娘は十分成長した、リボンはいらないとうっかり信じてしまった。聖職者の娘として責任ある人間になったと・・・。

「ここを支配しているのは悪意や嫉妬や無関心や暴力よ。
私はもううんざりなの、迫害だの、脅迫だの、復讐だの。」
「そいつと寝たのか?」
スターチャンネル
391
いつ、見たのかも どんな映画だったかも
殆ど覚えていない
記憶の断片を辿ると モノクロの画が
浮かんでくる もう少し先に進もうとすると
人形のような子供たちが 佇む
大人に白いリボンを呪いのような言葉と
共に 結びつけられている
ハネケの作品は一度見たら もう二度と見たくないと 心が拒否反応を起こす
この作品もかなりのダメージを受けたと
予想される 単に恐ろしいだけでなく
不快な音 例えばガラスを爪で引っ掻くようなを耳にした時のような その瞬間が持続するような 悍ましさ
そしてその感覚だけが記憶に刷り込まれてしまう
正に悍ましい感覚だけが 残される

恐るべし たかが映画
されど映画なのだ
son

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4.1
大人や子供、女や男、貧富なんて線引き意味ないし、純粋無垢なんてものは信じちゃいけない。自分以外の人間全員怖くなる。
主人公の顔好き
三重野

三重野の感想・評価

4.1
有耶無耶になったまま戦争に突入。子どもたちの影を帯びた演技がいい。
ss

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4.2
子供たちの目!
Eine deutsche Kindergeschichteという副題?がついてるの知らなかった 心なしか靄が晴れた気がする
h

hの感想・評価

4.6
なでフランス語、でもよかった
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