木下恵介監督作品、カラー
主演は久我美子、助演は中村勘三郎、高橋貞二ら
【あらすじ】
一夏の間夫(高橋貞二)と離れ子供(中村勘九郎)と共に実家の軽井沢で暮らす久我美子は
幼い娘の子守をして暮らす中…
このレビューはネタバレを含みます
やはり私はこっち側の木下映画が好きだと思いながら、あまりに救いようの無い悲劇についつい閉口してしまう。しかし、戦後の世の中はこんなものなのだと納得している自分もいる。特に庶民にとってヤクザは必要悪で…
>>続きを読む新旧、抱えてる問題比較とかかなと思って見ていたら、
ラストが。。。
終戦後約15年、みんな過去と決別して未来ばかりを追い求めていた時代。
国からの被害者である一個人が、
少しでも幸せになるた…
木下恵介監督作品だから観てみたが、ホームドラマかと思いきや、戦争で部下を突撃させて全員死なせた生き残りとなってしまった男の戦後ドラマでもあった。
カラー作品で、当時の風景が綺麗。
物語は、辻堂から…
木下惠介っぽい映画が観たくて木下惠介の映画を観てみたらちゃんと木下惠介っぽかった。育児と家計の切り盛りに追われて疲れ切った久我美子、出世しか考えてないヒラメ人間な夫、テラスモールとかもちろんない、海…
>>続きを読む辻堂のマイホームに軽井沢の実家ってロケーション羨ましすぎるんですけど、お金無くて大変な普通な家族の妻、久我美子と戦争で燃え尽きて死の香りのする中村屋が出会って、通じ合う心の揺れ動きが、暗いけど染み入…
>>続きを読む未開レベルな辻堂から軽井沢でうらやまロケーション。倦怠期な二組の夫婦のうちの男女。間違いが起こりそうなシチュエーションでも超健全って云う松竹もしくは久我美子的な品の良さ。気の毒なくらい不幸にまみれた…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
「カルメン純情す(1952年)」「日本の悲劇(1953年)」「女の園(1954年)」の系譜で、木下恵介の憎悪や不気味なパラノイアが溢れでている。ラストカチコミの長回しが印象的。
「昨日またかくてあ…