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2046のtaominicocoのレビュー・感想・評価

2046(2004年製作の映画)
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フォロワーさんのレビューで、この作品もネトフリに上がっているのを知りました。ありがとうございます♪

私が最も好きな作品の一つ『花様年華』の続編・・・ってことになっていますが、続編感はなかったかな。
元々どんな脚本だったんだろう。制作の過程で、すったもんだあったとWikipedia情報を読んで、元の筋書きに興味深々です。

変わらず優しい男ではあるけれど、チャウ(トニー・レオン)が少しチャラくなっており、困惑してしまった(笑)。
でもチャン夫人を忘れられないチャウを、なぜか嫌いにはなれないんだよなぁ。


全体としては、少し乗り切れませんでした。
個人的にキムタクのドラマはなんだかんだ観てるし、『教場』のキムタクはかなりいいと思う。誰がなんと言おうとスターだとも思う。
けど、ドラマでお見かけする木村さんとなんら変わらず、なんなら『HERO』の久利生に観えた 汗。
見慣れたキッラキラの男前が画面にちらちらと出てくるので、作品の世界に入り込めなかったのかもしれない。

しかも、カンヌに出品した時点では、キムタクの扱いが少なかったらしく(重要な役でないから当然)、Jが文句を言い登場シーンを増やしたらしい。
というネットの情報を読んで、さらに、なんだかなぁと思ってしまった。


もやもやした作品なので文句が多くなりましたが、トニー・レオン演じるチャウを取り巻く女性たちとの関係性や、交わす言葉は美しくて情緒がありました。
Filmarksの評価は低いですが、個人的には観てよかったです。

チャン・ツィイー、コン・リー、フェイ・ウォンの色気は、女の私でも顔が火照ってしまうほど強烈。いいわぁ。好きだなぁ。

キムタク目当てでこの作品を観るとなんか違う!って絶対になると思う。

私見ですが、ウォン・カーウァイ監督の作品は、役者の表情や映像の間合いで、登場人物の深層の心情を読み解くのが醍醐味だと思っているので、そういう作品が苦手な方にはおすすめいたしません。
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